50代からの新しい生活!

子育て、転勤生活ひと段落。夫は定年間近。親の介護目前で、ギクシャク。新天地での新生活は、自分の老後も視野に入れながら、始めます。

2030未来への分岐 クリスパーキャス9

数年前、クリスパーキャスについての特集番組と、

中国の大学がこの分野の研究を加速させている姿を見て、

これは、「人類にとって大変なことになる」

これからの世界は、これまでの世界と違うものになってしまう

そのなかで、自分は何を指針にしたり、選択基準にすればよいのだろうか?と思ったことがある。

 

今回の「2030未来への分岐」の特集では、

さらに事態が加速していて、

コロナが蔓延し、世界中で死者が出て、

経済活動に壊滅的な被害を出したこの2年を思い返すと

コロナウィルスが「中国が自然界にないDNA配列を組み込んだ」結果だとしたら、

この被害は、これから先、ずっと繰り返すし、

どんどん技術が加速していく世界の中で、

私達は生きていかないといけない段階に入ってしまった・・ということにある。

 

研究者は、人類として、この神の領域に踏み込んでいいのか?

そのことによって、自然界のバランスが崩れ、人類が滅亡するようなことにならないか?

踏み込むことを倫理的な側面から躊躇することがある。

しかし、

中国の研究者には、それがない。

 

共産党に従う・・という最終的な決定権を自分以外のものに委ねて、

見て見ぬふりをすることに慣れているからか、

自分自身が及ぼしてしまう影響に対する躊躇がない。

 

共産党が良いといったことは、

踏みとどまることがない。

 

人のDNAをいじった双子が生まれた!と嬉々として、発表してしまった研究者。

商売になるからと、DNAをいじった研究用ネズミを世界中に発送。

サルに人間のDNAを組み込んで、人間用の臓器を作る。

 

そういったことに踏み込むときに、

・・やりたい、出来るけれども、慎重にしなければ、

神の作りたもうた自然界にないものを作り出してしまうことについての不安を持ったり、拒否感があったりするのが普通だと思うのだけれども・・それがない。

 

臓器ファームや

DNAをいじられたデザインベイビーの

心や精神、神聖について、

人間が特別で、生きることの意味があって、

命が大切・・という当たり前のことが当たり前でなくなる不安。

 

その技術は金にはなるだろう。

 

人々の欲求にこたえることが、金をうむのならば、

長生きしたい。

健康でいたい。

若さを保ちたい。

能力が高い子供が欲しい。

優れた子供が欲しい。

・・・人々の望むことだ。

お金があったら、かなえたい欲求だと思う。

 

お金があっても、人は死ぬ。老いる。

そこが唯一の公平だったのに、

その公平性がなくなる。

 

どういう子供が産まれるのかも、世代間の公平性を均衡させるガチャの要素があって、

高学歴、社会的成功者の女性が

出産適齢期を逃すことや、

育児に時間や手間をかけられないことによって、

次の世代は、

早い時期に出産した、健康な子供や、

有り余った時間をかけてあげたり、

愛情を注いだりすることの出来た余裕のある中間層のほうが、

力のある次世代が育ったりする。

 

そんな公平性がなくなって、

お金さえあったら、ずっと勝ち組!層が出てくる可能性がある。

 

今でさえ、不妊症対策に、代理出産は可能。

人工授精、性転換、LGBTの問題・・

希望を可能に帰る技術の進化によって、

自分がなりたいものに、なることが出来るように、社会が変えられようとする。

 

アバターVRで、なりたい自分になることが出来るデジタル空間が

広がることで、

現実空間でも、

今の自分が嫌だから、自分のステータスをいじる。

「しっくりくる」「肯定的な気持ちになれる」自分になる。

 

自分の努力で時間をかけて手に入れたり、変えたりするのが人生であったはずなのに、

パラメータをいじるように、

DNAをいじって、直接的に改変出来るようになる。

 

皆が、同じように、

カッコよく、運動が出来、頭もよく、性的魅力にあふれ、

健康で、若々しい社会。

テレビのCMの仮想家族のように、

いい家に住んで、感じの良い服を着て、

笑顔溢れ、優しげな会話が続く家庭。

 

稀にある奇跡だから、憧れ、羨み、人を動かす力を持っていたけれど、

それが普通になったら、

何を目指して、毎日退屈な日々を生きていくのだろうか?

 

アメリカや南米の、ゲートでセキュリティ管理された高級住宅地で

繰り広げられているコミュニティーは、

退屈で、ドラッグやパーティくらいしかすることのない、

カジノや、ばれたら自分の全てを失う違法なスキャンダルに身を投じることで、

どうにか毎日をやり過ごしているようなバカ騒ぎ・・が溢れている。

 

そんな社会がお望み?

 

普通の人の感覚。

特別に優れていない、突出したことのない、平凡な人間としての「私」が

感じたこと、大切にしたいと思ったもの、

好きだと思ったもの、

嫌だなとかんじたこと、

そんな、社会的価値のない、お金を産むこともない、

しょうもないコスパの悪い、そんなことを

きちんと、表現しておく。

 

このネット空間に投入していく。

 

社会が大きく変わって、

失われてしまったあとに、

とても、幸せだったな・・と思い返せるような希少なものになる可能性がある。

 

ここに産まれてきたこと。

ここで育ったこと。

この時代の中にいたこと。

その記憶・・

どんどん意味のないものとして、消えていき、

次世代に保持していくことが難しいものが

あとになって、「生きた意味」になるものかもしれない。

 

技術の派手さ、緊急事態への対応、切迫感、

そんなものに追い立てられて、

目をつぶって、ひたすら、息を切らして走りぬけるのは、

もったいない。