親が突然倒れたとき、突然の入院で、
何か私が呼ばれても、
離れて暮らして、早、35年。
電話ではよく話すし、
コロナ前は、なにかと帰省しては、孫ともども世話を焼いてもらって、
沢山のお土産とお小遣いをもらって帰っていましたが、
親のことは、なにもわかっていない。
私達子供が心配しなくていいように、
体調が悪くても、夫婦で助け合って、
滅多なことでは連絡してこないし、
心配事やもやもやするようなことは、
近所の同年代のお友達とだべって、解消してしまう。
これまでは、父のほうが体調が悪くなることが多かったので、
母がなんとかしてくれた。
万が一、母が倒れたら、
父は黙ってSOSをあげずに、我慢し続けるだけで、
なにも、家のことを分かっていないと思う。
何がどこにあるか?
お金の支払いはどうなっているか?
そんなこまごまとしたことを、
父は全て母に任せて、
これまでを過ごしてきた。
自分から何かを考えたり、やったりしたことはないのでは?
ずっと仕事一直線で、
夜遅くまで、文句ひとつ言わずに、数十年働き続け、
稼ぎのほとんどを母に渡し、
少ないお小遣いで、お昼を食べ、
ゴルフに行くときも、
お付き合いのある時も、
母にお願いし、お金を出してもらう。
母に買い与えられた服を素直に来て、
好きなお菓子を買い過ぎだと怒られたり、
定年後も、荷物持ちとして、母の安売りツアーに同伴し、
母の選んだものを運び、母を気遣う。
そんな「昭和の」父なので、
母なしの生活は考えられないと思う。
父一人が残されたときは、どこか施設に入れてやって・・
と言われるけれども、
母の指示なしに、私たち子どもが
どう動けばいいのか?何をすればいいのか?
考えるだけで、恐怖だ。
父に相談しても、私達のいいようにしてくれというだけだろう。
弟は、遠方で、子育て真っ最中。
結局、私以外に頼れる人はいない。
私が実家に顔を出しながら、尋ねる人もなく、
一人で、決断し、一人でやっていかなければならない。
今だったら、母に聞くことが出来る。
聞けば、すぐに答えてくれる。
ただ、親の死んだ後のこと、
病気になった後のこと・・なので、
親も考えたくないこと。
金銭が絡んだり、
死を願われたりと、
子供には話したくないと思う高齢者世代が多いのも事実。
縁起でもないので、
今、私に話さなくてもいいけど、
今、しっかりと話せるうちに、教えていてほしいから、
必要な「親情報リスト」を記入していてほしいと思う。
万が一のことは、私にも、夫にも起こるのだから、
自分たち自身も同じように、息子たちに分かるように
「親情報リスト」を作ってあげなくてはならないと思う。
≪親の入院・介護を視野に入れ、必要だと思われる親情報をまとめたものリスト≫
お金まわり(入院・介護費用しはらいのために)
・財布 ・銀行口座 ・通帳 ・カード ・暗証番号
健康まわり(突然の入院介護に備え、親の健康状態を把握)
・かかりつけ医 ・持病 ・処方箋 ・バイタル ・治療希望(延命措置希望)
・運動機能の状態(体の不自由さの把握)
資産まわり(入院・介護・生活費の中でも、大きな費用捻出など、いざというときのために把握)
・家の権利書 ・有価証券 ・生命保険(証書) ・車保険証 ・健康保険証
・介護保険証
衣類まわり(入院・介護入居時対応のために把握)
・洋服 ・下着 ・アウター ・鞄 ・帽子 ・マフラー ・眼鏡
日常生活まわり(日々の生活、支払いもの関連の把握)
・光熱費 ・通信費 ・食費 ・親小遣い ・保険料 ・食の好み、好き嫌い
習い事・交友関係まわり(必要事項の連絡のため、地域・友人のつながりを把握)
・習い事 ・参加イベント ・友人 ・ご近所さん ・町内会 ・年賀状
手始めに
入院セット5
1 お金 どこから入院費を賄うか
2 保証人 誰にするか
3 健康保険証 どこにあるか
4 衣類 どこにあるか
5 薬 今飲んでいる薬は何か
から手をつけると良いらしい。同じ問題意識を持つ方のブログから拝借。
さぁ、おやに渡すリストを作ろう!!
それで、自分と夫のも作ろう!!