50代からの新しい生活!

子育て、転勤生活ひと段落。夫は定年間近。親の介護目前で、ギクシャク。新天地での新生活は、自分の老後も視野に入れながら、始めます。

悪役令嬢の転生ものが好きなのは、なんでなんだろう?

暇があれば、なろう系の「異世界転生もの」「悪役令嬢」の似たような話ばかり読んでいる。

 

何千という数の小説を読んでいると、

私の興味のひき、面白いと思うパターンがあることに気づく。

 

環境やしきたり、立場、役割といった、外から押しつけられたものに、

順応しているだけの主人公が、

ある日、

このままいくと、最悪の未来になることに気づく。

または、

婚約破棄や浮気といった、パートナーが予定されていた役割から勝手に下りて、

取り残されるといった、理不尽な目に合う。

「最悪の未来」や「理不尽な目」は、環境の全てから、信じてもらえず、拒否され、

たった一人で、その事態から脱出することが求められる。

もとの環境(信じていたもの)にすがることは出来ず、

自分の足で立ち上がらなければならない。

自分の能力、体力を磨き、自分で運命を切り開く。

失ったものをメソメソ振り返って、未練たらしく生きない。

自分の力で得たものは、失うことはないし、

他人がどうこういっても、みじめに感じる必要はない。

そこで、誇り高く、生きていく。

 

そういったプロットのものが好き。

 

多分、自分を重ねてしまうのだと思う。

 

結婚、出産、子育て・・なんとなく、

女性としてこの世に産まれてきたから

そういう年齢だから

そういう役割だから・・と

自分の意見を押し込んで、

皆と同じように頑張ることを選んできた。

無事に子供が育ち、

自分の役割が減って、自分自身に立ち返った時に、

この役割の線上には、

押しつけられるただ働きの介護や、

理不尽な嫁の役割しか残っていなくて、

一緒にいるはずのパートナーは、

いつのまにか、「他人」の顔をして、嘲り、見下し、負担を押しつけるだけの人になっている。

「奴隷状態」や「家庭内介護殺人」のような、破滅の未来しか見えなくて、

そんな未来を変えるべく、

そして、人生を自分自身が取り戻すべく、

窮地に立っている。

そんな自分の状況が、「悪役令嬢」の困難に重なって、

彼女の奮闘に、勇気をもらっている・・そんなことみたいだ。

 

さぁ、まずは、自分に力をつけるべく、

コツコツ、勉強しよう。体力つけよう。

覚悟を決めよう。

たった一人で、立ち上がって、自分の人生を最後まで手に入れようともがくことを!