暇があれば、なろう系の「異世界転生もの」「悪役令嬢」の似たような話ばかり読んでいる。
何千という数の小説を読んでいると、
私の興味のひき、面白いと思うパターンがあることに気づく。
環境やしきたり、立場、役割といった、外から押しつけられたものに、
順応しているだけの主人公が、
ある日、
このままいくと、最悪の未来になることに気づく。
または、
婚約破棄や浮気といった、パートナーが予定されていた役割から勝手に下りて、
取り残されるといった、理不尽な目に合う。
「最悪の未来」や「理不尽な目」は、環境の全てから、信じてもらえず、拒否され、
たった一人で、その事態から脱出することが求められる。
もとの環境(信じていたもの)にすがることは出来ず、
自分の足で立ち上がらなければならない。
自分の能力、体力を磨き、自分で運命を切り開く。
失ったものをメソメソ振り返って、未練たらしく生きない。
自分の力で得たものは、失うことはないし、
他人がどうこういっても、みじめに感じる必要はない。
そこで、誇り高く、生きていく。
そういったプロットのものが好き。
多分、自分を重ねてしまうのだと思う。
結婚、出産、子育て・・なんとなく、
女性としてこの世に産まれてきたから
そういう年齢だから
そういう役割だから・・と
自分の意見を押し込んで、
皆と同じように頑張ることを選んできた。
無事に子供が育ち、
自分の役割が減って、自分自身に立ち返った時に、
この役割の線上には、
押しつけられるただ働きの介護や、
理不尽な嫁の役割しか残っていなくて、
一緒にいるはずのパートナーは、
いつのまにか、「他人」の顔をして、嘲り、見下し、負担を押しつけるだけの人になっている。
「奴隷状態」や「家庭内介護殺人」のような、破滅の未来しか見えなくて、
そんな未来を変えるべく、
そして、人生を自分自身が取り戻すべく、
窮地に立っている。
そんな自分の状況が、「悪役令嬢」の困難に重なって、
彼女の奮闘に、勇気をもらっている・・そんなことみたいだ。
さぁ、まずは、自分に力をつけるべく、
コツコツ、勉強しよう。体力つけよう。
覚悟を決めよう。
たった一人で、立ち上がって、自分の人生を最後まで手に入れようともがくことを!