50代からの新しい生活!

子育て、転勤生活ひと段落。夫は定年間近。親の介護目前で、ギクシャク。新天地での新生活は、自分の老後も視野に入れながら、始めます。

8歳差の夫婦

結婚した時は32歳と40歳。

まぁ、女の子としては、売り手市場の端っこから落ちそうになっている崖っぷち。

夫としても、30代と40代ではやっぱり違うだろうし、

40に足を突っ込んでしまった崖っぷち。

 

8歳の年の差も、

これから子供を持ちたい私達にとっては、

気にならない感じだった。

 

40の働き盛りだからこそ、給料もポジションもそこそこあって、

独身を満喫してした私が、妥協できる太っ腹さがうまれていたのだと思う。

それまで、同じ年の男の子たちには、

給料や待遇でやっかみを受けたり、

遊ぶなら楽しいけど、養うことは無理!と思われたりしていた

仲間たちの中で、

この8歳の年の差が、

そんなふざけた私達を「可愛さ」でゆるしてくれる許容度を

持ってくれた唯一の理由だと思う。

 

32歳の時の夫が私と出会っても結婚には至らなかったと思うし、

お互い20代の時に出会っても、結婚は無理だったと思う。

 

これはやはり「縁」で、

この時の出会いしか、私は結婚したり、子供を生んだり、

子育てしたりを経験できなかったと思う。

 

子育ても終盤。

ご飯以外に手をかけることもなく、

部屋に閉じこもってゲームするばかりの接点のない息子たち。

 

私は53歳。

まだまだ、これからようやく、自分のことに再びエネルギーを注力して、

また新たな人生を充実させたいと

体力もエネルギーも残っている中で、

夫は61歳。

60歳の誕生日で、給料は激減。

65まで仕事にはいくだろうけど、

老後の暮らし方を考えて、

小さく暮らさなければならない。

 

専業主婦で、夫の給料や年金にぶらさがって生活の基盤を作っているから、

夫の年齢で、生活のスタイルが決まってしまう。

 

ここにきて、8歳差がすごく気になる。

 

同じ年の夫を持つ友人の夫は、只今53歳。

一番稼いでいる時期だ。

会社でも一番重要なポジションにある頃。

 

会社の話をすると、年下が上司になり、

かろうじて、仕事を与えられ、

給料は駄々下がり、

卑屈になっている夫と比べると、

精神的余裕も、金銭的余裕も全然違う。

 

同じニュースを見ても、社会の中心にあると自負しながら見るのと、

取り残された気分で、

もう終わった世代として、社会の片隅から意見を言うのでは、

全然違う。

 

私はまだ53歳。

あと12年は働ける。

夫の付属品の専業主婦としてぞんざいする限り、

どうしても61歳の夫の妻だが、

私がしっかり仕事に向き合って、

仕事に軸を置いたら、

まだ53歳、中堅どころとして無理のきくのが今なのだ。

 

長く働けるよう、

今の職場は、65過ぎても働いている人がいるから、

ちょっと頑張ってみようかと思う。