50代からの新しい生活!

子育て、転勤生活ひと段落。夫は定年間近。親の介護目前で、ギクシャク。新天地での新生活は、自分の老後も視野に入れながら、始めます。

趣味サークル退会してきた

子育て中に入った、子供のためのサークル。

同じ志を持った親たちが、

子供のために協力し合って、

楽しい時間を持ってきた。

 

大人たちが仕事に追われ

暇な大人が少なくなり、

どうしても、役員の押し付け合いになってきて、

いろいろルールがうまれた。

 

子供を外国に派遣してもらった後は、

2年間は役員をすること。

次の派遣のお世話をすること。

 

自分の子供のメインイベントが終わった後は、

大人は足を洗いたい。

でも、そうやっていると、

お世話係がいなくなってしまう。

 

趣味で、お金をかけずにやっていくには、

大人の無償労働があってこそ成り立つもので、

「今度は私達の番!」と、

順繰りで助け合ってこそ、可能な仕組み。

 

それが、コロナでプチンと途切れた。

 

学校行事も同じだと思うが、

伝統といって、ずっと引き継がれてきた仕組みが機能しなくなった。

 

ニューカマーを受け入れ、

先輩に憧れ、

指導し、

中心となって組織を率いていく。

そうやって、

毎年、引き継いできた無形のつながり。

そういったものが、プチンと途切れた。

 

1年、2年とたつうちに、

次に復活させようとも、

以前を知らない人ばかりで、

憧れや動機もなく、

面倒ばかりがたまっている。

 

通常の時期に役員を引受けるのは、

お互い様であったかもしれないけれど、

コロナの時期は、

上手く行かないことが多くて、

お金の面でも、

皆の納得の面でも、

難しかった。

たまたまそんな時期に役員にあたった人達は、

もう二度とこんな目にあいたくないという

立場に置かれていた。

たまたま免れた私達は

可哀そうだなぁと思いながら、

義務が発生しないことをいいことに、安全地帯に逃げ出した。

 

戦後からずっと、脈々と親子三代にわたって引き継がれてきた

団体の、年会費を払うのがもったいなくて、

退会手続きをしてきた。

 

役員メンバーの顔が思い浮かび、

大変だろうなぁと

年会費だけでも・・と払い続けてきたが、

値上げや、20歳になった息子にも新たに年会費を徴収という連絡が来て、

善意だけで支払ってきた年会費の支払いを見直した。

 

年1万だったものが、

年1,6万になり

今年から息子の分も加わり、年2.4万。

ちょっと無理です。

 

引っ越してから何のかかわりもない団体に

なんの見返りもなく払い続けるには

しんどい額です。

 

息子分を退会し、

親分は、今年度まで支払って、退会手続きをすると

話しました。

 

しょうがないなぁ。

 

でも、ほんとに、

自分の子供たちが幼いころ、

団体が維持できていて、

楽しい思い出を沢山作ることが出来て、

感謝。

 

日本だけでなく、

世界中の親たちが連帯できたし、

各国の子どもたちを知ることが出来た。

 

そういう素晴らしい活動が機能していた、最後の世代。

それが私達の息子たちになるんだろうな。

 

さみしいけど。

コロナ前とコロナ後、

社会は大きく分断されたように思える。